職場や家庭、あるいは街中で
「ちょっとしたことで怒鳴る人」
「気に入らないことがあると、露骨に不機嫌になる人」
こんな人たちに出会い戸惑ったり、心を消耗した経験を持つ人は実は意外と多くいます。
「なぜあの人はあんな態度を取るのだろう」
「何か気に入らないことをしただろうか」
そんな疑問を抱える真面目で優しい人ばかりがモヤモヤしています。
この記事では「すぐ怒る、不機嫌になる人」の心理をわかりやすく解説していきます。
怒りは「感情」ではなく「反応」
まず、知っておいて欲しいことは「怒鳴る」「恫喝する」「不機嫌になる」といった行動は
「その人の内側に起きた反応」だということです。
多くの場合「不安」「恐れ」「自信が無い」「傷つきやすい」といった感情が反応の裏に隠れています。
つまり、すぐに怒り出す人の怒りとは「本当の気持ちの表面部分」にすぎないということです。
怒る人は「自分が軽く扱われた」と感じやすい
すぐに不機嫌になる人の心理は
「自分は大切に扱われていない」
「見下されている」
と感じやすい傾向があります。
例えば、返事が少し遅れただけ、自分の意見が通らなかった、自分の思い通りに進まないといった些細な出来事を
「否定された」「攻撃された」と受け取ります。
結果として、自分の心を守るために「怒り」という強い感情で相手を押さえつけようとするのです。
怒る人は怒ることで「主導権」を取りたいと考える
怒鳴ったり、威圧的な態度を取ることで周囲は困惑し黙ってしまいます。
この経験を何度も繰り返す事により
「起これば自分の思い通りになる」
「強く出れば、自分の主張が通る」
といった、偏った成功体験を無意識に積み重ねていきます。
これは、本人に悪意がある訳ではなく「怒る以外の対処方法を知らない」だけという場合も少なくありません。
感情を言葉で表現するのが苦手
人は「不安に感じる」「困惑している」「悲しい」「寂しい」などの感情を相手に伝えることで、衝突や考えの行き違いを減らすことができます。
すぐに不機嫌になってしまう人は、自分の感情を整理し、言葉にすることを苦手としていて「感情がそのまま態度として噴き出す」という形になります。
怒る人は「心が疲れている」場合も
慢性的なストレスや疲労を抱えると、人は「余裕」を失ってしまいます。
余裕が無い状態では
「我慢がきかない」
「小さい刺激にも過敏に反応してしまう」
「感情のブレーキが効かなくなる」
といった怒りに身を任せるような状態になりやすくなります。
そのため、怒りやすい人は
「これ以上は抱えきれない」
など、心の我慢の限界のサインである可能性もあります。
すぐに不機嫌になる人に対しての向き合い方
「相手の怒りは自分の責任では無い」と考えることが大切になります。
その人が不機嫌でいることは、その人自身の問題であり、無理に機嫌を取ろうとしたり、過度に自分を責める必要は一切ありません。
その人の感情はその人だけのもの、あなたが外から変える必要無いのです。
不機嫌を周りにぶつけている人に対して最も安全なのは「物理的な距離を取る」ことになります。
近くに居なければ、あなたが心を消耗する必要もありません。
もし、物理的な距離を取ることが難しいようなら、相手の感情や反応に巻き込まれないように淡々と事務処理のような対応をするほか、相手に対して心の中で「この人は今、余裕が無いんだな」と一歩引いて見ること(メタ認知)も自分を守る方法となります。
「自分の考えや感情、行動を一歩引いた場所から眺める力」
- 感情に振り回され難くなる
- 衝動的な言動が減る
- 自分を責めすぎない
- 他人との距離感を保ちやすくなる
自分の事をゲームキャラクターを見るように、斜め上から見ている感じを想像してもらうとイメージしやすい。
例)
「あ、この人(自分)は今、怒りに任せて失礼なことを言おうとしている。少し落ち着こう。」
「自分は今、この人(相手)の言動を否定的に受け取っているな。」
まとめ
この記事では「すぐ怒る、不機嫌になる人」の心理をわかりやすく解説してきました。
すぐ怒る人は、強がってはいるが実は強くない「自分の不安や弱さを人に見せることができず、感情を上手く扱えずにいる可哀想な人」なのです。
その心理を知ることで、その人に対する行動や言動を変え、自分の心をの消耗を減らすことができます。
また、大事な考え方として「相手を変える事はできない」というものがあります。
これは、あなたがどんなに心を砕いて相手に対し良くしても「どう受け取るかは相手次第」であり、それをコントロールすることはできません。
この記事を読んでいる人は誰にでも優しい心優しい真面目な人だと思います。
そして、感情表現が上手くできない人に振り回されてしまい、疲れている人。
そんなあなたが、すぐに怒る人、不機嫌になる人の行動に振り回されすぎないためにも大切な考え方の1つとして、少しでも心が軽くなるヒントになれば幸いです。


コメント